ジェネリック医薬品(後発医薬品)について

登録日:2020年2月17日

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは

 ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品(新薬)の特許期間(原則20年から25年)が切れた後に、後発で製造・販売される医薬品です。開発費が抑えられるため、低価格で提供することができます。

 ジェネリック医薬品は、新薬と同一の有効成分が、同一量含有され、同等の効き目があります(注)。新薬と異なる添加物が使用されることがありますが、有効性、安全性及び品質について国が厳格な審査のうえ、製造販売の承認をしている薬です。

注:新薬が効能追加を行っている場合など、異なる場合があります。

どのようなメリットがあるのか

 先発医薬品の研究開発には、長い歳月と数百億円から数千億円を要すると言われる莫大な投資費用が、コストとして薬の値段に反映されています。

 これに比べてジェネリック医薬品の場合、既に有効性や安全性について先発医薬品で確認されていることから開発期間やコストを大幅に抑えられ、結果として薬の値段も先発医薬品と比べて5割程度、中にはそれ以上安く設定することができます。

 とくに、高血圧症や糖尿病といった慢性的な病気で、長期にわたり薬を服用する方は、より大きく薬代を減らすことができます。

ジェネリック医薬品に切り替えるには

 ジェネリック医薬品を希望する場合、病院・診療所・保険薬局で、医師・薬剤師にその旨をお伝えください。

 診察券あるいは被保険者証に、当広域連合で作成している「ジェネリック医薬品相談シール」を貼付したり、または「ジェネリック医薬品相談カード」(下記参照)を受付に提示したりする方法もあります。

 また、処方せんに記載されているのが先発医薬品の名称であっても、「変更不可」の欄にチェックがなければ、薬剤師とご相談のうえ患者さん自身がジェネリック医薬品を選ぶことができます。処方せんに医薬品の商品名ではなく成分名が記載されている場合(「一般名処方」といいます)も同様に可能です。この点につきましては、薬剤師までご相談ください。

 ただし、すべての医薬品にジェネリック医薬品があるわけではありませんので、その点はご理解ください。また、ジェネリック医薬品は先発医薬品と有効成分や効果などは変わりませんが、使用されている添加物が異なることもありますので、アレルギーなどがある場合は選択できない場合もあります。

初めて使う場合は「分割調剤」も

 ジェネリック医薬品を初めて使用する場合、薬局において処方せん記載の期間のうち、一部の期間を調剤してもらい、ジェネリック医薬品に変更したことによる体調の変化、副作用が疑われる症状の有無等を確認した上で、患者さん自身の意向も踏まえて2回目にジェネリック医薬品または変更前の先発医薬品を調剤してもらうこと(分割調剤)ができます。この点につきましては、薬剤師までご相談ください。

「ジェネリック医薬品相談シール・カード」もご活用ください

 広域連合では、「ジェネリック医薬品相談シール・カード」を作成しています。これは、ジェネリック医薬品へ切り替える意志があること、また、ジェネリック医薬品に関心があることを示すシール・カードです。医師や薬剤師にうまく話せない、直接話しにくいというときに、シールを被保険者証などに添付したり、カードを提示するなどしてご活用ください。

 「ジェネリック医薬品相談シール・カード」は、ジェネリック医薬品差額通知や、新たに後期高齢者医療保険の被保険者になった方にお送りする被保険者証に同封してお送りしています。

 「ジェネリック医薬品相談シール・カード」の送付を希望される際は、広域連合までお問い合わせください。

ジェネリック医薬品の使用割合について

 長野県後期高齢者医療広域連合におけるジェネリック医薬品の使用割合(数量シェア)は、「77.3%(平成31年3月診療分)」となっています(注)。

注:毎年度2回、厚生労働省ホームページ(保険者別の後発医薬品の使用割合)で公表されています。

参考